もうすぐあかちゃんがやってくる!
共感セッションプログラム
~ いつまでも仲良し夫婦でいるためにできること ~

あかちゃんが私たち夫婦のもとにやってくる。
ベビーベッド、チャイルドシート、小さくてかわいらしい産着‥‥
目に見える物の準備ができたなら、次にすることは夫婦の心の準備です。
産後うつ(心の病気)・産後クライシス(夫婦関係の悪化)など、どこかで耳にしたことがあるかもしれません。
「うちは大丈夫!」と思っていても、出産を終えると女性のホルモンバランスは、全くといっていいほど変わってしまいます。
赤ちゃんを守ろうと神経質になったり、些細なことでイライラしたり、そんな自分に嫌気がさして落ち込んだり‥‥
今までとは違う奥さんの変化に、ご主人はどうすればいいのか、戸惑うかもしれません。
そんなときに助けになるのが、このプログラムです。
夫婦にとってかけがえのない、愛しい我が子がやってくる前に
パパとママのこころの絆を、しっかりとしたものにしておきましょう。



どんなことをするの?
◆ご夫婦それぞれにチェックシートを使って、赤ちゃんとの生活で不安なことを記入してもらいます。
過去には、「考え方の違いがわかって、パートナーの新たな一面が見えた」なんて感想も!
◆参加してもらった男性同士、女性同士に分かれて話をします。
会話が苦手な方にも、ファシリテーターが寄り添い、安心した場を作る手助けをします。
◆これから迎える、赤ちゃんとの生活の一場面をみんなで想像してみましょう。
こんな時、あなたならどうする?どうしてほしい?
◆それでも、赤ちゃんとの生活で大変な時があるかもしれません。
力になってくれる、相談できる人や場所を、今のうちに知っておきましょう(情報提供)
◆休憩時間には、様々な体験をしてみましょう(妊婦体験ベルトなど)


この共感セッションプログラムは、オーストラリアで生まれました。
福島県立医科大学の後藤あや教授が日本の夫婦に適するように改訂した、
夫婦参加型の、妊娠中からの育児支援プログラムです。
このプログラムを通して、
父親の育児参加の意欲を高め、産後の母親のメンタルヘルスを改善し、
家族関係を強くすることで子どもにより良い影響をもたらしたいと考えています。

雑誌文献
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【妊娠中からの育児支援プログラム参加者を拡大する試み】日本母子看護学会誌 16巻2号 (2023年2月発行)
【産後うつ病予防を目的とした妊娠期からの「夫婦の共感性を高めるセッション」の試行:対象者の共感性と精神健康度とセッション評価】
資料名『日本健康学会誌』2019年