top of page

ノーバディズ・パーフェクト プログラム

​◆当団体は 2012年から毎年 静岡市と共催で このプログラムを行っています。

 

09_edited.jpg

完璧な人間など、
どこにもいません。

 

完璧な親や完璧な子どもなど、
存在しないのです。

 

ですから大事なのは、
可能な限り
ベストを尽くすことです。

 

そして必要な時には
まわりから
助けを借りることです。


 

Nobody's Perfect.

There are no perfect parents, or

perfect children or perfect people.

We can only do our best, and we all need help sometimes.

ノーバディーズパーフェクトプログラムは
カナダ保健省※と西部4州の保健部局との協力によって開発され、
カナダ全土で行われている育児支援です
 

※カナダ保健省とは、
カナダ連邦政府内でカナダの公衆衛生に関する行政、規制、業務を司る省庁です

「なぜ日本でカナダの育児支援プログラムを行うの?」

カナダでは、 「子育て支援に1ドルをかけ惜しめば、7ドルのツケが回る」 の試算の下、多様な子育て支援が行われてきました。 NPプログラムが生まれたカナダという国は、 様々な人種、宗教、文化といった多文化主義の国で、 「サラダボウル」と例えられています。 それぞれの野菜たちは混ざらないけれども、 それぞれがすべて合わさって「サラダ」という一つのものになる。 つまり、それぞれの価値観や違いを尊重しあい、 守り合ってひとつの国を作り上げているのです。 そうした 多種多様な考え方や文化を持つ国で 子育てをしている親に向けて開発され、 カナダ全土に導入されたプログラムがNPなのです。 では、なぜ今、日本でNPプログラムが必要なのでしょう? 現代の日本の母親たちは 地域とのつながりを持てないまま、 孤独で不安な子育てをしている方が増えています。 子育てについて話ができる相手がいないという 「孤育て」中の母親が増えており、 育児書やネット頼りの子育ては 「ウチの子と書いてあることが違う!」 「発達に遅れがあるのかしら?」 といった少しの違いにも、不安が一層かきたてられています。 これは、自分の子どもを生むまでに、 小さい子どもとの接触経験がまったくないまま 母親になる人が増えていることも原因の一つです。 本当は 「子どもと一緒にいると楽しい」「あかちゃん(子ども)は、かわいい」 とほとんどの母親は思っているのに、 一方で、 「子育てでの負担感」や「イライラ、不安感」を抱えている母親が増えていることも事実。 『完璧な人間などどこにもいません。 完璧な親や完璧な子どもなど、存在しないのです。 ですから大事なのは、 可能な限りベストを尽くすことです。 そして必要な時には まわりから助けを借りることです。』 NPプログラムの核となり、テキスト冒頭にあるメッセージです。 参加者が主体的に参加し、それぞれの価値観を認めながら、 自分のやり方で安心して親としての自信をつけていく。 そのためには、ありのままの自分を受け止めてもらえる場でなくてはなりません。 今までの日本にありがちな専門家による一方的な指導といった講座ではなく、 参加者同士が約束事を決め、居心地の良い安心した雰囲気の中で 自ら学び合いの場を作り上げていく中では、 建前ではなく、本音が出やすい場となっていきます。 「悩んでいるのは自分だけじゃないんだとわかって、行くとホッとできる。」 「ありのままの自分を受け止めてもらえる。そして子どもに対しても、 ありのままを受け入れようという気持ちになった」 「母親ではない時の『自分』を取り戻せた気がする。 肩の力を抜いて、自分を認められるようになった」 NPプログラムを通して自信をつけたら、 講座終了後も親として様々な場面で自らの判断を信じ、 自立ができるようになっていきます。 今、日本の子育て中の母親に必要なのは、 こういった時間と場所と人とのつながりではないでしょうか。 ※日本では2002年にテキストが翻訳され、 現在、全国各地でNPプログラムが実施されています

14.png
「プログラムはどんな感じで行うの?」
23.png

参加者の希望に沿って決めたその日のテーマにより、 参加者の悩み、迷い、気になっている事を話し合います。 やみくもに話をするのではなく、進行役であるNPファシリテーターが計画した様々な手法を通しての話し合いなので、「大勢の中で話をするのは苦手」という方も、 「上手に気持ちを伝えられない」という方でも、 居心地よくその場にいられるよう、一人一人を尊重したプログラムとなっています。 参加者全員で決めたルールの中で、安心して自分の心の内を話せる場。 それがNPなのです。 ●対象は?  0歳から就学前の子どもを育てている親です。 ●プログラムの中身は?  ・参加者は約12人前後  ・通常は、1回につき2時間。毎週1回ずつを6回~10回連続で行います。  ・その間、子どもには一時保育を行います。  ・必ずティータイムが付きます。  ・参加者それぞれに抱えている   悩みや関心のあることを話し合いながら、必要に応じてテキストを使い 自分にあった子育ての仕方を 学びます。 ・資格を持ったファシリテーターが、プログラムを準備・企画・実施し   参加メンバーが安心して話し合いと交流ができるようお手伝いします。   ●どんなことをするの?  ・複数の親が集まって、自分たちの生活や子どもの親としての役割について話しましょう。  ・子どもの健康や安全、しつけなどについて話し合いましょう。  ・すでに持っている子育てのスキルを高め、新たなスキルを習得しましょう。  ・自分の長所や能力に気づくことによって、親としての自信をつけましょう。  ・他の親と知り合ったり、くつろいだり楽しんだりしましょう。  ・他の親とのつながりを深め、助け合い、サポートしあえる関係を作りましょう。 ●進行役は?  ・NPJ認定ファシリテーター (NPO法人子ども家庭リソースセンター )   ・NPNC認定ファシリテーター (Nobody’s Perfect日本センター)

                                         『子育ての正しい方法』を教えるプログラムではありません                         

参加者同士の交流の中から、 何を学び選び取って、自分の子育てにどう生かしていくのか。 それを決めるのは、参加して頂いたあなた自身です。 一方的に決められた価値観や考え方、その方法を押し付けるプログラムではありません。 NPでは、「子育てって、みんな価値観がいろいろなんだなぁ」 と、知ることが大切だと考えています。 人の価値観を知ることで、自分の親としての価値観に気付くことを大切にし、 健康で心豊かな子どもを育てるための前向きな方法を見出せるよう手助けします。 子育て中の参加者が 同じような悩みを抱えていたり、 みんな不安な中、手探りで子育てをしていることがわかると気が楽になったりします。 共に助け合い・支え合う仲間が見つかることで 育児上のストレスや孤独感が薄らぎ、 こころの中に余裕が生まれ、親としての自信を取り戻していきます。 その結果、子育ての孤立化、虐待などを未然に防ぐ効果が認められています。 また、講座終了後も参加者同士が子育ての仲間として繋がっていくよう支援していきます。

28.png
                               学会発表資料                        
発表本番.JPG
{78FFFA4E-9D88-4346-8D56-4F3F14168E19}.png.jpg
                                掲載書籍                         
  • Facebook
  • Instagram
bottom of page