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誰も完璧な親はいません。
私たちは、周りの人の力を借りて 親になっていけば良いのです
私たちはプログラムを通して、多くの子育て中のお母さんお父さん達に出会いました。
子育てをはじめた親ならば誰でも、子どもとのやりとりや子どもを取り囲む周囲との人間関係などから、
今まで知らなかった自分自身の一面に気づくことがあります。
進行役を務めてまいりました私たちは、プログラムを通して多くの気づきを得ることが出来ました。
また、私たちは参加者の皆さんと同じ気持ちになって、その場にいることができました。
この時間はかけがえのないものだと思っています。
子育て中の親は、毎日がチャレンジで、その時を子どもと一緒に懸命に生きています。
社会につながる1人の人間に強く育っていって欲しいと願えば願うほど、
子どもの人格と向き合い、やきもきしたり、親として失敗したと感じることもあります。
一緒に子育てをするパートナーと子育てに対する考えや価値観が違えば葛藤も生じます。
しかし、考え方や価値観が異なるからこそ、自分とは違う人の存在が一辺倒にはいかない子育てに幅を広げ、
子どもを理解するのに役立つのかもしれません。
親は、子どもが生まれたらすぐに母親、父親になるのではなく、子どもを通して出会う周囲の人々から影響を受け、
また、子どもが成長し続ける間はずっと親として学ばされながら親になっていくのだろうかと思います。
私たちは、ノーバディズ パーフェクトの理念である
「誰も完璧な親はいません。私たちは、周りの人の力を借りて親になっていけば良いのです」
という言葉が好きです。
私たちも、子育てを始めたばかりの、自信を失いがちだった時期に、この言葉にどれだけ助けられてきたことでしう。
そして、「わたしもそう。」と言ってくれる仲間にどれだけホッとさせられてきたことでしょう。
時代は益々便利になって、まるで子育てにおいても色々な事が便利になるのではという錯覚に陥りそうです。
子どもは親に自分のことを見てもらいたくて、褒めてもらいたくて、一緒に遊んでもらいたいと思っています。
便利な世の中とは裏腹に子育ては骨の折れる仕事のように感じるかもしれません。
でも、お母さん、お父さんが、大変だけどやりがいのある仕事だと感じながら子育てできるのならば、
どんな子育ても良かったと思えるのではないでしょうか。
これからも、
希望するお母さん、お父さんがいつでも講座に参加することが出来るよう、仲間と共に励んで参ります。
2020年 6月 NPO法人 place of peace
代表 齋藤 麻友佳